【翻訳】シルムがアツい!あふれる若いファン心!

「固定観念を破ったシルムの変化」 ニューメディアで満開!

最近、シルムを見るのが楽しいという声が聞こえてくる。
青少年ファンが集まる「アユクデ(アイドルスター選手権大会)」が秋夕特集としてMBCで放送され、アイドルスターのシルム対決が見所だったからだ。
お茶の間を熱く盛り上げ、名節にはやはり伝統スポーツのシルムが最適と評価されている。
ただし、土俵でのシルムではなく、少年・少女ファンと息を合わせるスターたちのシルムという点が過去とは違う。

40~50代ぐらいの世代にとっても、昔、おじいさんやおばあさんたちがよく見ていた年例行事だった。
最近の若い世代にとってのシルムは教科書で初めて接したので馴染みはないが、ぎこちない伝統スポーツ、といった程度だろう。

このようなシルムが若年層に人気のバラエティ番組でよく紹介され、自然と若年層から人気を集め、テレビでシルムを楽しむアイドルスターを眺めるファンとして、彼女らが楽しむシルムもまた愛さざるを得ないだろう。
他のスポーツでは感じられなかったシルムならではの迫力と闘志、勝負欲を味わいながら、若いファン層がシルムの中に自然に吸収される雰囲気だ。

様々な時事・バラエティ番組で紹介される「シルム」
新世代トレンドに合わせてYouTubeなど多様なメディアを活用

また、様々な時事・バラエティ番組はもちろん、韓国内外有数のマスコミ、雑誌社でもシルムが紹介されている。
英語放送のアリランTV(12月~1月初旬予定)でもシルムは定番メニューになっている。

過去と違うのはシルムという単純なコンテンツに対する紹介を越え、シルムと呼吸を合わせ体験する直接的な伝達方法が広がっているという点だ。

アユクデから端的に分かる。
見るシルムからするシルムへ、大柄なエリート選手たちの専門的なシルムを見るのに留まるのではなく、私の好きなスターたちがマットの上で身を惜しまず楽しむスポーツへの変化だ。
そのため、ファンは熱狂するしかない。
「私もやってみようかな?」 「実際のシルムはどうかな?」 など…。

最近、YouTubeで200万回再生を突破し、最高のシルムスターに浮上した人物がいる。
約1年前、第15回鶴山杯全国壮士シルム大会の団体戦決勝戦のうち、キム・ウォンジン選手とファン・チャンソプ選手の対決がYouTubeで200万再生突破はもちろん、1万件以上のコメントが寄せられた。
シルムと言ったときに思い浮かぶ従来のイメージをすっかり崩してくれた選手たちで、引き締まった筋肉とフレッシュな外見でシルムのイメージを変化させている。

動画を見た人は「普通の男の子よりもハンサム」「この映像を見ない人はいても一度だけ見た人はいないだろう」というコメントを書き込み、ファン・チャンソプ選手のSNSフォロワー数が急激に増えている。

また、パク・ジョンウ選手への関心も強い。
芸能人に劣らない外見で女心を刺激しているパク選手は、主要ポータルサイトに「シルム パク・ジョンウ」というキーワードがリアルタイム検索語として登場し、新しいスターの誕生を知らせている。
10月中旬、ファン・チャンソプ選手と一緒にtvN芸能番組「You Quiz on the Block 2」に出演し、ユ・ジェソク、チョ・セホと呼吸を合わせながらシルムの話を展開した。

ユ・ジェソクさんは「女性ファンが大砲のようなカメラを持っていた」と驚き、パク選手は「以前は空席の中で試合をしていたが、今はファンたちがTシャツや食べ物をくれる」と喜んだ。

外見がすべてではないが、人気アイドルスターに劣らないビジュアルでファン心を刺激し、シルムの新たな面を浮き彫りにしている彼ら若手選手たちのニュースは、相次いで広がっている。
スポーツスターが誕生するまでの一連の過程を見ているようだ。
誰かが、ある動画が面白すぎてYouTubeにアップロードし、その映像がヒットし、人々の間に広がっていくストーリーだ。
ファンができ、ファンクラブが作られ、そのファンが競技場を訪れる。
新しい階層がシルムファンとして作られるのだ。
競技場にはその選手の他にも多くの選手がいる。
ファンが増えるにつれ、自然にシルムのスターたちも増える。

「歓喜のシルム」サバイバルオーディション
「シルムが目覚めはじめている」

これを反映するかのように、KBSが11月からサバイバルオーディションバラエティ番組『歓喜のシルム』を制作し、放送している。
シルム版「プロデュース101」として若手選手が出場している。

最近人気のオーディション番組にシルム選手が出場するという点で、見過ごせない画期的な番組と評価され、人気を博している。

伝統のシルムがメディアと出会い、新しいセンセーションを巻き起こしている。
新しい文化のトレンドに合わせてシルムが目覚め始めているのだ。
数千、数万年かけて検証されたシルムの独歩的な技と魅力を、これからメディアを通じて思いっきり伝えることだけが残っている。

不人気種目という束縛から脱し、今まで知らなかったシルムの醍醐味をしっかり感じてみることをおすすめする。

 

–大韓シルム協会 씨름터 vol.21より一部抜粋して翻訳
(http://ssireum.sports.or.kr/gnb/img/pdf/gro_21.pdf)