2020寧越(ヨンウォル)壮士シルム大会結果
2020年8月10日(月)から8月14日(金)までの5日間、江原道寧越(ヨンウォル)郡にて第1回寧越壮士シルム大会が開催されました。
こちらの大会は「民俗シルムリーグ」の2020年第1次大会であり、「民俗シルムリーグ」には実業団に所属している選手が出場できます。
民俗シルムリーグは2019年に新設され、1年間はテストリーグとして行われましたが2020年から正式に発足となり、今大会から実業団同士で競う団体戦も実施されました。
7月に実施された端午壮士シルム大会同様、今大会も新型コロナウイルス感染防止のため無観客試合で行われました。
マスク着用の義務や消毒作業の時間を設けるなど、感染予防の対策も前大会同様に行われ、選手や指導者などの関係者が安全に試合に臨めるような配慮がなされました。
80kgまでの太白級で優勝したのは、蔚山大学を中退し今年から蔚山東区役所所属となったノ・ボムス選手。
一年目ながらパワーで相手を圧倒し、初めての太白壮士のタイトルを獲得しました。
90kgまでの金剛級で優勝したのは、KBS『歓喜のシルム』で優勝し初代太極壮士にも輝いたイム・テヒョク選手。
強者揃いの金剛級の中でも圧倒的な強さを見せつけ、太極壮士タイトルと合わせると自身15度目のタイトル獲得となりました。
105kgまでの漢拏級で壮士に輝いたのはデビュー15年目のベテラン、キム・ボギョン選手。
決勝戦では同い年でプライベートでも親しいイ・ジュヨン選手(水原市役所)と対戦。
集中力でイ・ジュヨン選手に打ち勝ち、壮士タイトルを獲得しました。
最重量級である白頭級(140kg以下)で優勝したのは、ソン・ミョンホ選手。
2対2の接戦にもつれ込んだものの、どうにか相手を破り、昨年旧正月大会に続いて2年連続で白頭壮士に輝いた。
今大会からリーグ戦に導入された団体戦。
個人戦では3戦2先勝制ですが、団体戦では実業団ごと各階級の選手を一人ずつ選出し、1本勝負を繰り広げ、全7戦のうち4先勝をしたチームが勝利となります。
決勝戦においては個人間が3戦2先勝制に代わり、全7戦のうち4先勝のチームが優勝の認定証を手にします。
今回団体戦で優勝に輝いたのは義城郡役所。
個人戦の白頭級で今回壮士に輝いたソン・ミョンホ選手をはじめ、KBS『歓喜のシルム』にも出演していたパク・ジョンウ選手、太白級の”ヘラクレス”と呼ばれるユン・ピルチェ選手などを擁する強豪チームが優勝しました。
写真出所:大韓シルム協会公式SNS