パク・ジョンウ選手インタビュー*前編

シルムの喜悦に出演し、「土俵のダビデ像」と呼ばれるほど完璧な肉体を手にした選手、パク・ジョンウ壮士。
ソウルから3時間半、パク選手が所属する実業団のある街、慶尚北道義城(ウィソン)郡のシルム練習場で彼にインタビューを行いました。

まずは自己紹介をお願いできますか?

シルムの喜悦に出演していた義城郡役所シルム団のパク・ジョンウです。
どうぞよろしくお願いします。(日本語)

日本語でありがとうございます。(笑)シルムを始めたきっかけは何ですか?

小学生のときに、学校で開かれたシルム大会で初めてシルムに出会いました。
本格的にシルムを学び始めたのは中学生からですね。

 

他の選手に比べると遅く始めたのですね。では、シルム以外で得意なスポーツはありますか?

小学生のときはサッカーチームに所属していて、サッカーに興味があったのですが最終的にはシルムを選択しました。
もちろん運動は全般的に好きですよ。

 

これから日本でも「シルムの喜悦」が放送されますが、ご自分で考えるご自身の魅力や長所、短所はありますか?

長所は、コツコツと何かに取り組めることですね。
どんなに疲れていてもまた運動に打ち込めるようなポジティブな考えをすることができます。
短所としては、試合のときに気の強い人がやはり勝つことが多いんですが、僕は気が弱い方なので、勝てる相手なのに気力で負けてしまって試合にも負けてしまう、という場面があるのでそこは直さなければならないと思っています。

突然の質問ですが(笑)、「ダビデ像」と呼ばれるほど完璧な肉体を作り上げていらっしゃいますが、ご自身の身体の中で自慢の部分はありますか?

選手ごとに特に発達している部位が変わってくるのですが、僕の場合は肩の骨格が他の選手より発達している方だと思います。

 

普段はシルムの練習で忙しいかと思いますが、休日はどのように過ごしているのですか?

運動選手には休みも必要なので、なるべく体を疲れさせないようにしています。
その中で知人に会ったり、旅行に行ったり、運動しながら受けたストレスを解消するようにしていますね。

 

休むことに集中しているんですね。好きな言葉や座右の銘はありますか?

座右の銘ですか?
「体が楽だと感じているときは、何か間違っている。」
運動選手にとってはこんな言葉がいいと思います。
自分の体が楽だと感じているときは、何か運動習慣が間違っているということが分かるので、そう感じているときは自分が堕落しているんだな、と思っています。

 

パク・ジョンウ選手の宝物は何でしょう?

僕は何においても人間関係が大事だと思っているので、周りの人はすべて大切です。
あとは、最近大切にしているものだと、壮士になったときにもらった認定証が大切ですね。
これまでずっと夢見てきた壮士のタイトルだったので、大事にしています。
父が持って行ってしまったので、家にはありませんが。(笑)

 

試合前のルーティンは何かありますか?

ルーティンは特に気にしていなかったのですが、シルムの喜悦を見ていて気付いたことがあります。
土俵に上がる前に、必ず左右の胸を2回ずつ叩いてからあがっていたのを見て、それが自分なりの緊張のほぐし方なんだと気付きました。

 

パク・ジョンウ選手が考える、今と昔のシルムの違いは何でしょうか。

まず、シルムの規定がたくさん変わりました。
昔はシルムパンツの線(シルムユニフォームの側面部にある白い部分)を越えないところで少ししかサッパを掴んではいけなかったのが、最近ではサッパをもっとたくさん掴めるようになりました。
このように、攻撃的なシルムができるように規定が変わってきているので、最近のシルムの方が面白い場面がたくさん出てきていると思います。

 

パク・ジョンウ選手とのインタビュー、後編ではよりパーソナルな質問でシルム選手の新しい魅力を発見できる内容でお届けします!お楽しみに。